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虹のうたから届いたもの

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2015年 12月 04日

わたしと猫たち

わたしと猫たち

小さい時から 動物たちとこころを通わせて来ていたことを、今思い出している。

アパート暮らしだったので鳥しか飼えなかったけど、スズメもカラスも傷ついたヒナを拾って育てたことがある。

祭りで買ってきたひよこも育てて、野原を一緒に走り回る肩乗りニワトリになった。わたしは 彼らが食べたいものを見つけてあげるのが上手だった 笑い ミミズをね。

彼ら(ニワトリ3羽)と一緒にベランダから飛び降りて、草原で遊んでいたよ。(いつもは、玄関から出てた)ニワトリも、外を走り回りたいと感じていたから、家に帰ったら、いつも一緒に(小屋のある)ベランダから一緒に、外へ飛び出していた。

世間のルールや思惑とは関係ないところで わたしと彼らは、愛を育んでいた。

小動物と一緒に過ごす時間は とても穏やかで幸せだった。ありのままの純粋な心は伝わるから、緊張がない。お互いを想う心だけ。それってとても幸せなことだね。

チャロン スピカ アミ ライカ
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              (チャロン やってきたばかり)
やってきた猫たちと 愛のめぐる暮らしが始まった。
ミュージシャンで ツアーも多く、責任負えないので飼えないと思っていたが、2011年 突如 小さなチャロンがやってきた。

いつも 一緒にいてあげられないので、次男や友人たちに、猫の世話を託して出るようになった。次男は それで育ったな・・・以降 緩やかなコミュニティーを作ることが念頭にあるの。人と動物、畑があり 旅と定住が組み合わさった成長できるコミュニティー。定住する人は安心して定住し、旅をする人は安心して旅をする。

また、死となんども出会っている。

チャロン スピカ アミ はそれぞれに 光の世界に旅立った。
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                (スピカ 最後の挨拶をしているところ)

チャロンはわたしの手の中で
スピカとアミは 山の中へ 自分の足で

事故、病気をリアルに体験した。そのとき、見送る側には、なにかギフト(気づき)が与えられることが分かった。いのちは愛そのものだから、去る時には ちゃんと与えてゆくの。

チャロンが旅立った時は
わたしは猫族すべてを好きになり 仏道を学ぶことを避けていたけれど、避ける理由がないと感じたの。

スピカは難病を忌み嫌う必要がないのだと教えてくれた。
いのちが短くても その短い間に愛が通うと熟成する。痛みも苦しみも乗り越えて魂は熟成する。
スピカの瞳は3歳でもう、慈愛に満ちていて、満月の夜に逝った。

アミはワイルド、風邪でアッというまに逝った。
わたしたちの家の上に虹を呼んで、虹の橋を渡っていった。アミのうたが聞こえてきたよ。その時に。

人間は人間という種だけで固まると 大切なことを忘れる。もっといろんな種と交わり、彼らがどうありたいのか 感じて共に暮らせる環境を作ってゆきたいと思う。
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                  (ライカとアミ 種まきも一緒)

わたしは スピカとアミの 死に方を見て(山の中へ)ああ~わたしも そのようにありたいな~と思ったのでした。生まれる時も死ぬ時も、感覚を全開にして集中できるように。

思い返せば わたしは、二人の息子を産むとき、感覚を全開にして集中できるカリフォルニアの人里離れた山の小屋に移住して産んだの。
あれは、生まれてくる子どもの意思でもあったのだと、思う。



by nijinouta | 2015-12-04 22:04 | 暮らし


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